「キングスマン:ゴールデン・サークル」のいたるところで使われているジョン・デンバーのカントリー・ロード(英:Take Me Home, Country Roads、日:故郷へかえりたい)。
故郷をなつかしむ曲であり、この記事によると、「ゴールデン・サークル」に対していろんな意味が込められています。
※この記事には「キングスマン:ゴールデン・サークル」のネタバレを含みます。
マーリンの死
エグジーとマーリン、そして観客が驚くのも当然…しかし『#キングスマン』はやはり、彼あってのもの。#ゴールデンサークル#キングスマン同時再生祭り(0:38:43) pic.twitter.com/bqQdor1lE7
— キングスマン (@kingsmanjp) March 17, 2018
マーリン、ハリーは1作目「キングスマン」からさかのぼり、17年前にエグジーの父親に命を救われた過去があります。
「そのころから冒険の旅は始まっていた」とマーリンはいいます。
そしてカントリー・ロードを歌いながら、マーリンは敵と一緒に爆発します。
マーリン役マーク・ストロングは、特にトレーニングもなく本番でカントリー・ロードを歌ったそうです。
I didn’t have any training. They just went here’s your thing, here’s the camera, off you go.
Mark Strong on Merlin’s return after Kingsman: The Golden Circle and the struggles of singing in Scottish/METRO より引用
私は何のトレーニングも受けていません。彼らはただ、これがあなたの仕事です、これがカメラです、どうぞ行ってくださいというだけでした。
本編をみたときかなり味のある歌いかただなと思った記憶があります。
それはぶっつけ本番だったからなんだと納得しました。
マーリンにとってのカントリー・ロードは、冒険の旅からの帰還ともいえます。
映画のオープニングで流れるカントリー・ロードの演奏に使われているバグパイプは、軍人の葬儀でも使用されるそうです。
これもマーリンの死への伏線と考えたら、よく考えられていますね。
ハリーの記憶
🎩#キングスマントリビア
— キングスマン (@kingsmanjp) December 15, 2021
『#キングスマン』及び続編『ゴールデン・サークル』の魅力の一つがハリー・ハートとエグジーの化学反応。#タロンエガートン が #コリンファース について「僕らは99%同じことに本能的に反応する」と語ったように、キャラクターを演じた俳優同士も固い絆で結ばれている❗ pic.twitter.com/0zlZAsptYW
「ゴールデン・サークル」でコリン・ファース演じるハリーは、記憶をなくした状態で登場します。
その後エグジーとマーリンの頑張りにより記憶を取りもどします。
ハリーの記憶が戻ることも一種の故郷へ帰ってきたことといえます。
エグジーの結婚
ポピーを倒したタロン・エジャトン演じるエグジーは、ティルデ王女と式をあげます。
エグジーにとっての故郷は家族のもとへと無事帰ることです。
ポピーのホームシック
ポピーが薬物使用者を人質とし、要求したのは故郷アメリカへ自由に帰ることでした。
ドラッグ売買が合法になることは、ポピーにとってのカントリー・ロードです。
カントリー・ロードといえば、スタジオジブリ「耳をすませば」が頭にうかびます。
キングスマンのようなアクション映画で流れると、西部劇のようなザ・アメリカという感じがして、また新しい雰囲気を感じます。