ハリーのキングスマンとしての圧倒的な存在感はどこからくるのか。
それはメガネです。
メガネはキングスマンへのスイッチオン
彼の名は、ハリー・ハート。キングスマンの敏腕エージェント。組織内ではガラハッドと呼ばれている。完璧なまでの英国紳士。 #キングスマン pic.twitter.com/ZYI2BnHFSN
— 映画『キングスマン』公式 (@kingsman_jp) June 3, 2015
「キングスマン」にとってメガネは、キングスマンへのスイッチオンです。
コリン・ファース演じるハリーにスカウトされる前、ただの街の不良だったエグジー役のタロン・エジャトンはメガネをかけてません。
あのハリーですら自宅でリラックスしているときはメガネをかけていません。
キングスマンにとってメガネは、通話や録画などスパイに必要なガジェットとしての意味を超えたアイテムです。
二作目「ゴールデン・サークル」にて、メガネをかけて登場するエグジーとロキシーには、もう見習いではなく一人前のキングスマンなんだなと感じます。
メガネにファッションとしてだけでなく、キングスマンとしての意味を感じるからです。
メガネに搭載されている機能
キングスマンのエージェントたちは防弾素材の傘、記憶消去機能のついた腕時計、仕込みナイフの靴などいろんなスパイガジェットを使いこなしています。
その中でもメガネには、重要な機能が搭載されています。
映画をみただけでも確認できる機能を4つ紹介します。
リモート会議
最初に登場する機能がリモート会議です。
アーサーとハリーしかいないはずの会議室には、メガネをかけると各支部にいるキングスマンのメンバーで椅子がうまっていることがわかります。
ただのモニター越しの会議ではなく、メガネをかけることで他のメンバーがみえるという。
キングスマンがハイテクなスパイ機関であることが一発で伝わってくるシーンです。
フィルター
メガネにはフィルター機能も搭載されています。
マーリンが犯罪組織の情報をアーサーとハリーに報告するとき、一見まっくろな画面が使われていますが、メガネを通すとパソコン画面のように情報が写っています。
キングスマンのメガネをかけたものにしか、情報をみることができないため、仮に第三者にみられても情報が漏れることはありません。
レコーダー
またメガネにはドライブレコーダーのように見たことを録画する機能もあります。
ハリーの目の前でマーク・ハミル演じるアーノルド教授が、死んだ様子もメガネで録画されていたため、その後マーリンたちと情報を共有することができました。
心拍数測定
この機能は「ゴールデン・サークル」に登場しました。
人の心拍数を計測する機能です。
悪役ポピーの心拍数が表示されるシーンがありました。
映画には出てきませんが、平常時の心拍数との比較で相手が嘘をついているかどうか見破るなどにも使えそうです。
メガネは特注
キングスマンに登場するメガネは CUTLER AND GROSS(カトラー アンド グロス)です。
CUTLER AND GROSS は1969年から続いているイギリスの老舗高級アイウェアブランドです。
CUTLER AND GROSS ですでに売られているものをベースにキングスマン仕様に作られています。
これまでもキングスマンのように、コラボによる限定商品を作ってきているブランドでもあります。
その経験を生かしてキングスマンの世界観にぴったりなメガネが作られています。