ハリー、言うときは言います。
しつこいマダムを黙らせる
🎩#キングスマンファイル#キングスマン に落第して自暴自棄になったエグジーに、ハリーは最終試験の銃は空砲だと伝えた。謝るエグジーを残し、彼は任務でケンタッキー州に旅立つ…
— キングスマン (@kingsmanjp) November 12, 2021
「ここにいろ 話は戻ってからだ」
だが、人類を凶暴化させる実験に巻き込まれてハリーは暴走、凶弾の犠牲に…。 pic.twitter.com/lUQjP0d8NE
ヴァレンタインが標的とした教会に潜入したハリー。
教祖の演説に嫌気がさし、退席しようとしたとき隣の婦人にしつこく引き留められます。
そこでハリーが言ったセリフが以下です。
Harry Hart : [to bigoted church lady] I’m a Catholic whore, currently enjoying congress out of wedlock with my black Jewish boyfriend who works at a military abortion clinic. So, hail Satan, and have a lovely afternoon, madam.
IMDb より引用
ハリー・ハート : [偏屈な教会の女性に]私はカトリックの売春婦で、軍の中絶クリニックで働くユダヤ人の黒人ボーイフレンドと婚前交渉を楽しんでいます。サタン万歳!素敵な午後をお過ごしください、マダム。
ひとこと一言がキリスト教の教えに反することばかりです。
観ているひとによっては劇中のマダムのように開いた口がふさがらないセリフです。
とんでもないブラックジョークです。
こういうセリフに「キングスマン」らしさが現れている気がします。
キングスマンとしてのジェントルマン
宙に浮いた大富豪の遺産が、世界をよりよくするためにキングスマンという独立機関の設立に使われていたり。
本来はイギリスの階級を重んじるエージェント選抜で、労働者階級のエグジーを候補にしたり。
マダムを黙らせるためとはいえ、ジェントルマンとはほど遠いセリフをハリーが言ったり。
正義を守るために既成概念が障害になるなら、伝統や文化よりも正義を優先するという思いを感じます。
だからこそキングスマンの紳士というキャラクターに、メリハリが効いてくるのかもしれません。
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