公開を2021年12月24日(金)に控えている「キングスマン:ファースト・エージェント」。
監督のマシュー・ヴォーンからちょこちょこと情報が出てきています。
その中から事前に知っておくと、より本作が楽しみになる情報3つを紹介します。
「キングスマン3」への伏線
We’ve put seeds for what’s going to happen in Kingsman 3 all the way back into this
The King’s Man Includes ‘Seeds’ For Kingsman 3, Says Matthew Vaughn – Exclusive Images/Empire より引用
「キングスマン3」で起こることの種を、ずっとこの作品に置いてきたんだ
「キングスマン:ファースト・エージェント」の撮影は、2019年には完了しています。
マシュー・ヴォーン監督はすでに「キングスマン3」にむけた準備を始めています。
それは「キングスマン:ファースト・エージェント」の中から始まっています。
「キングスマン3」ではハリーとエグジーの物語が終わりを迎えることも発表されており、「ファースト・エージェント」にどのような伏線が仕込まれているのか気になるところです。
登場キャラクターはラスプーチン
I mean, this film would work even if it had nothing to do with “Kingsman.”
CS Interview: Matthew Vaughn Talks Rocketman & Kingsman Prequel!/ComingSoon.net より引用
つまり、この映画は “Kingsman “と関係がなくても成立するんだ。
「ファースト・エージェント」には、これまでの「キングスマン」に登場したキャラクターは、一人も登場しないようです。
第一次世界大戦の世界を描いており、これまでのキングスマンとはまったく違った作品になっています。
ヴォーン監督は誰にも予想できないだろうと自信をもっています。
あらかじめ決まったゴールに向かうしかないという、前日譚ものの悲しいパターンも避けているようで、その内容はまったく予想できません。
現代社会との関係
That was odd about this film, is it’s very relevant to, going to be, to a modern audience.
How Matthew Vaughn Made The King’s Man Prequel Relevant To Today’s Society/CinemaBlend より引用
この映画の奇妙なところは、現代の観客にとって非常に関連性の高い作品であるということです。
「キングスマン」といえば地球温暖化や麻薬の合法化など現代社会で議論になるテーマを取り入れることでも話題になります。
前作「キングスマン:ゴールデン・サークル」から1世紀前が舞台の「ファースト・エージェント」。
意外ですが本作も現代社会とのつながりがあります。
第一次世界大戦が起こった当時、人々はなぜ世界がそのようなことになったのかわかりませんでした。
ヴォーン監督は現代もその状況に似ていると考えています。
世界が救いを必要とするとき「ファースト・エージェント」では、キングスマンの誕生秘話へとつながります。
実はキングスマンの設立は、1作目ですでに少しだけ語られています。
それは大戦によって跡継ぎを亡くした富豪の莫大な資産を使って設立された、ということでした。
世界の平和を求めてどの国家にも属さない、独立したスパイ機関としてキングスマンが誕生しました。
1作目ではじまった伏線が「ファースト・エージェント」で回収され、さらに「キングスマン3」にもつながっています。
ヴォーン監督が優れたストーリーテラーといわれる理由がわかります。
どんな内容かは明かされていませんが、「キングスマン3」への伏線も含めて「ファースト・エージェント」が楽しみです。