テネットでセイターが言った「黄昏に生きる」にみるCIAとの関係

船にいるセイター

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セイターはCIAの情報もかなり掴んでいる気がします。そうじゃないと「黄昏に生きる」なんて合言葉を名もなき男に言えません。

セイターにはCIAとの深いつながりがあるのか、それとも武器商人として情報通なだけなのか。

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CIAの合言葉

「TENET」オペラハウス

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We live in a twilight world
「黄昏に生きる」

and there are no friends at dusk.
「宵に友なし」

は、オペラハウスのシーンにでてきた、名もなき男が言った合言葉です。オペラハウスでの名もなき男はCIAの部隊として突入していたため、CIAの合言葉だと考えられます。

セイターとCIAの関係

未来人からの報酬を受け取るセイター

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セイターがCIAの情報をつかんでるらしいことに気が付くタイミングがあります。名もなき男がセイターが未来人からの報酬の金塊を受け取っているのを盗み見していたときです。盗み見している名もなき男に気が付いたセイターは、「我々は黄昏に生きる」と試すように問いかけるんですよね。

名もなき男は「ホイットマンの詩か?」ととぼけてましたが、セイターがCIAの情報に詳しいことが分かるシーンです。それと同時にもしかしてセイターもCIA組織と関係が何かあるのか、と疑うシーンでもあります。それは最終決戦のときに銀のカプセルを手にしていたことにつながります。

銀のカプセルは服毒薬として、オペラハウスのシーンでも登場していました。名もなき男が飲んだものは毒のない偽薬でしたが、セイターは毒として持っていました。キャットにそれは何かと聞かれ、CIAの知り合いからもらい飲めばすべてが終わる、なんてベトナムの海を見ながら言ってました。

名もなき男と核燃料の話になったときも、CIAは買いはするが売りはしない、と内部事情に詳しい感じです。武器商人として仕事に関係する情報を網羅しているだけなのか、CIAにもセイターに力を貸している派閥がいるのか。はっきりとは分かりませんが、何かしら関係はあるとわかる演出をするところがクリストファー・ノーラン監督らしいです。