監督の世界観がばちばちに伝わってくる映画とまた出会ってしまいました。
今回は、『シェイプ・オブ・ウォーター』の感想を書いていきます。
ストーリーで楽しませて、映像で世界観を伝えてくる映画です。
ストーリーはB級映画のわかりやすさ
B級映画というのはチープだと言っているわけではありません。
ストーリーがとても分かりやすいということです。
『シェイプ・オブ・ウォーター』のストーリーは、未知の生物を痛めつける人間と助けようとする人間との対立というとても分かりやすいものでした。
ストーリーがわかりやすいので、映画の世界にすんなり入れます。
映像の色彩はA級
『シェイプ・オブ・ウォーター』の映像の色彩はとても温かい色合いです。
暗いんですが、温かみがある映像です。
イライザは口がきけず、手話でしか話せません。
台詞はなくとも映像だけで、手話でしか話せないイライザがどんな人なのか、いまどんな気持ちなのかが伝わってきました。
ギレルモ・デル・トロ監督の『パシフィック・リム』での映像も好きでした。
映像の色合いだけでここまで映画の世界観を伝えるなんてすごいです。
イライザ役サリー・ホーキンスの表情
イライザ役サリー・ホーキンスの演技もとても良かったです。
正直、ぱっと見ではそこまで美人ではありません。
しかし、不思議な生物と心を通わせはじめた彼女の表情はとても可愛らしいです。
本当にこの表情は、友情ではなく愛情を感じていることが分かります。
『シェイプ・オブ・ウォーター』は、メインのストーリーと並行してイライザと不思議な生物とのロマンスという別のストーリーも進んでいきます。
サリー・ホーキンスが演じていなければ、成り立たなかったかもしれません。
まとめ
『シェイプ・オブ・ウォーター』は、少し大人なシーンあり、グロなシーンありです。
しかし、ファンタジーでありおしゃれな映画でもあります。
監督が伝えたいことがなにかあると思わせてくれる映画です。