ギレルモ・デル・トロ監督が脚本・製作を手がけた『シェイプ・オブ・ウォーター』(2018/124分)。
今回は、『シェイプ・オブ・ウォーター』のあらすじを書いていきます。
ストーリーが分かって観ても、映像で楽しめる映画です。
生まれつき喉元に傷があり話せないイライザ
研究所の清掃員として働いている主人公イライザは、生まれつき話すことができません。
コミュニケーションは、手話と表情だけです。
それだけでイライザがどのような人間か伝わってきます。
サリー・ホーキンス、すごく魅力的な俳優です。
そんなイライザの勤め先に不思議な生きものが運び込まれてきます。
勤め先の研究所に運び込まれた不思議な生きもの(半魚人)
研究所に運び込まれてきたのは半魚人でした。
イライザは警備の目を盗んで、卵をあげたり、レコードを聴かせたりします。
最初は人間を警戒する半魚人。
徐々にイライザに心を許していき、手話も使い始めます。
不気味だけどどこか可愛らしさがある半魚人です。
半魚人とともにやってきたのが警備を担当するストリックランドです。
執拗に暴力的な警備主任のストリックランド
ストリックランドは必要以上に半魚人に暴力的です。
正直、嫌いなキャラクターです。分かりやすく悪役です。
しかし、イライザと半魚人を応援したくなる重要なキャラクターでもあります。
演じたマイケル・シャノンに存在感がありました。
憎めないところもありました。将軍に認められるためにストリックランドも焦っていたのです。
自分と共通点を感じたイライザは半魚人を逃がす計画を立てます。
半魚人に愛を感じるイライザ
半魚人を愛してしまったイライザは、自分がどうなるかも省みず半魚人を逃がします。
もちろん追ってくる警備のストリックランド。
メインのストーリーのクライマックスです。
半魚人を逃がすぎりぎりのところでイライザは撃たれ瀕死に。
愛ゆえに姿を変えたのか?
イライザを抱きかかえて海へと飛び込む半魚人。
半魚人の力により撃たれた傷と喉元の傷が治るイライザ。
イライザの喉元はエラのようになり、半魚人と海深くへと消えていきます。
少しずつ明かされていたイライザの物語がすべてつながるエンディングです。
まとめ
『シェイプ・オブ・ウォーター』は「半魚人の救出劇」と「イライザと半魚人との愛」という2つのストーリーが進んでいきます。
また、ストーリーだけでなく映像もとてもこだわりを感じるものとなっています。
あらすじを読んで気になった方、ぜひ本編を観てみてください。