SF映画『メッセージ』を壮大なドラマに仕上げたドゥニ・ヴィルヌーヴ監督

SF映画でありながら心に響く壮大なドラマでもある『メッセージ』。

監督を務めたのはドゥニ・ヴィルヌーヴ。

最新作には『DUNE デューン/砂の惑星』が控えている。

そんな『メッセージ』の監督のことが気になった。


今回は、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督について探っていく。

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ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督

ドゥニ・ヴィルヌーヴはカナダ出身の映画監督であり、脚本家でもある。

『メッセージ』では、第89回アカデミー賞において監督賞を含む計8部門でノミネートされ、音響編集賞を受賞している。

本作では、製作総指揮のエリック・ハイセラーが脚本を手掛けている。


これまで手掛けてきた作品は、『渦』(2000)、『静かなる叫び』(2009)、『灼熱の魂』(2010)がある。

3作品ともカナダの映画賞であるジニー賞を受賞している。地元カナダで経験を積み、ハリウッド進出後もヒット作を製作してきた。

『メッセージ』の次には、フィリップ・K・ディックの『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』を原作とする伝説的映画の続編『ブレードランナー 2049』を制作。

『メッセージ』に携わる前は、実力はあるがSF作品を得意とする監督というわけではなかったようだ。

なぜドゥニ・ヴィルヌーヴ監督なのか

ドラマをメインとして映画を制作してきたドゥニ・ヴィルヌーヴ監督。

そんな監督が『メッセージ』に続いてSFをメインに映画制作に軸足を移したことには理由がある。

ヴィルヌーヴ監督は映画はもちろんだが、元々科学が好きで学生のころから学んでいた。

多くの賞も受賞し、大きな予算、VFXの高度な技術をもつスタッフなど、SF映画を制作するのに必要な環境がまわりに整ったことも理由だ。

ヴィルヌーヴ監督としてはSF映画をもともと作りたかった。

それに必要な要因がここ数年でようやく整ってきたようだ。

まとめ:ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の今後

ヴィルヌーヴ監督は今後、『DUNE デューン/砂の惑星』を控えている。

映像化不可能といわれた『砂の惑星』(1985)のリブート映画だ。

『メッセージ』、『ブレードランナー 2049』と続いてSF大作の制作を指揮する。


SF映画でありながらドラマがあるという新たなジャンルを開拓していくドゥニ・ヴィルヌーヴ監督らしい映像が楽しみだ。