「TENET テネット」はIMAXがおすすめ、チャンスがあれば

「TENET」オペラハウス

Image: Youtube/(C)2020 Warner Bros Entertainment Inc. All Rights Reserved

「TENET テネット」はIMAX®カメラで撮影されたので、IMAXシアターでも上映されました。

通常のスクリーンとくらべて、広い画面で観ることができるIMAX版での鑑賞がおすすめです。

※IMAX® is a registered trademark of IMAX Corporation.

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「TENET テネット」のIMAX版とは

「TENET テネット」のIMAXとは、IMAXシアターで上映されるバージョンのことです。

通常の映画館との違いは、画面に映る広さ、画角がIMAXの方が広くなっています。

「TENET」にはIMAXカメラで撮影されたシーンもあります。そのため画角は、IMAXシアターでなければ、フルサイズの画面で観ることはできません。

「TENET テネット」のIMAX画面比率

回転ドアをのせたプリヤの砕氷船

Image: Youtube/(C)2020 Warner Bros Entertainment Inc. All Rights Reserved

IMAXシアターでなければ、フルサイズで観ることができないのは、画面の縦横比が通常のスクリーンとは違うからです。

IMAXカメラで撮影した作品は、画面の縦横比が1:1.43になります。通常の映画館のスクリーンの縦横比は、1:2.35に対応したシネマスコープサイズと呼ばれる比率になっています。

IMAXカメラで撮影した作品を、通常のスクリーンで上映するときは1:1.43の画面を1:2.35の画面にトリミングして上映することになります。正方形に近いIMAX作品を、通常のスクリーンの横幅いっぱいに投影すると、本来の映像から上下がカットされます。

「TENET テネット」を、クリストファー・ノーラン監督が撮影した通りのフルサイズで観るには、IMAXシアターで鑑賞する必要があります。

各IMAXシアターの違い

「TENET」壁に衝突するジェット機

Image: Youtube/Warner Bros. Pictures/(C)2020 Warner Bros Entertainment Inc. All Rights Reserved

しかしIMAXシアターならどこでもいいかというと、そうではありません。

IMAXシアターでも、すべてのスクリーンが1:1.43に対応しているわけではないからです。

日本でIMAXフルサイズの1:1.43に対応したシアターは、IMAX®レーザー / GTテクノロジーの設備がある「グランドシネマサンシャイン 池袋」と「109シネマズ大阪エキスポシティ」の2つの劇場だけです。

IMAX®レーザー / GTテクノロジー以外では、IMAX®デジタル、IMAX®レーザーがあります。

しかしIMAX®デジタル、IMAX®レーザーは、通常のスクリーンよりは画角は広いですが、フルサイズからは上下がカットされた映像になります。IMAX®デジタルとIMAX®レーザーの違いは、レーザーのほうがより映像と音響の性能が良くなっています。

日本で「TENET テネット」を最大限楽しむためには、IMAX®レーザー / GTテクノロジーの設備がある「グランドシネマサンシャイン 池袋」と「109シネマズ大阪エキスポシティ」にいく必要があります。

チャンスがあればIMAXがおすすめ

IMAXシアターでの鑑賞は、通常の上映よりもプラス500円ほど高くなっています。しかし設備を考えると、その値段は納得のいくものでもあります。

「TENET テネット」が今後、再上映などチャンスがあれば、IMAXシアターでの鑑賞がおすすめです。