「TENET テネット」パンフレットを買うべきか解説します

「TENET テネット」パンフレット表紙
「TENET テネット」パンフレット表紙 Tenet (C)2020 Warner Bros Entertainment Inc. All Rights Reserved

「TENET テネット」のパンフレットを買うべきかどうか悩むのは情報量です。

公式サイトに書いてあるようなことばっかりだったらどうしよう。文章が全然なくて、ビジュアル写真ばっかりだったらどうしようなど。

「TENET」のパンフレットは、文字びっしり派の私でも大満足の内容でした。

劇場公開から1年が過ぎ、公式から買うことのできないタイミングでの記事になりますが、「TENET」のパンフレットがどんな内容なのか解説します。

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「TENET テネット」のパンフレットを買うべきか

映画のパンフレットを買うときに気になるのは、

  • どんな内容なのか
  • 解説などは買う価値があるのか

です。

「TENET テネット」のパンフレットが、どうなのかそれぞれ説明します。

気になるパンフレットの内容

「TENET テネット」パンフレット裏表紙
「TENET テネット」パンフレット裏表紙 Tenet (C)2020 Warner Bros Entertainment Inc. All Rights Reserved

「TENET」のパンフレットの内容は、目的にすると以下のようになっています。

  • 名もなき男のビジュアル写真とクリストファー・ノーラン監督のワシントン・ポスト紙への寄稿文
  • ビジュアル写真(2ページ)
  • イントロとあらすじ(見開き)
  • 登場人物相関図、名もなき男のミッション一覧(見開き)
  • メインキャスト4名へのインタビュー(4ページ)
  • 他3名のキャストプロフィール(1/4ページ)
  • 監督へのインタビュー(見開き)
  • 物理学者の山崎詩郎氏による解説(4ページ)
  • 山崎詩郎、山崎貴、大森望によるレビュー(3ページ)
  • ストーリーを理解するキーワード
  • 監督の過去作(2ページ)
  • 尾崎一男の映像、宇野維正の音楽レビュー
  • プロダクション・ノート(フルカラー4ページ)
  • スタッフ・プロフィール
  • ビジュアル写真(5ページ)

公式サイトに載っている情報も確かにあります。しかしそれ以上に、詳細に情報が書かれています。

間違いなくパンフレットでしか読めない内容になっています。それに公式サイトはいつまでWeb上に残るかわかりませんし。

パンフレットでしか読めない解説

初めて逆行世界に足を踏み入れる名もなき男

Image: Youtube/(C)2020 Warner Bros Entertainment Inc. All Rights Reserved

「TENET」のパンフレットの中身で一番の目玉が、物理学者の山崎詩郎氏による解説です。山崎詩郎さんは「TENET」において、日本語字幕の科学監修を担当されています。

その仕事に対するインタビューなどは、各Webメディアでも読めますが。イラストありの科学的解説の記事は、パンフレットでしか読むことのできないものになっています。

その解説のクオリティは、さすが物理学者といった内容です。山崎先生本人も、もはや研究のレベルで「TENET」に取り組んでいます。

最終的には『TENET』の全てのシーンを図解できるようになりました。パワーポイントで120ページ分のスライドにまとまっています。

【ネタバレあり】量子物理学者に「映画『TENET テネット』がどうすさまじいのか」を教えてもらった/ギズモード・ジャパン より引用

パンフレットでは、科学的にみっちり4ページに渡り、イラスト付きで解説されています。

映画を観ただけでは感覚でしか感じ取れなかったこと、もしくは全く理解ができなかったシーンを考察するのに、きっと助けになる解説になっています。

1週間で売り切れも

「TENET テネット」パンフレットの厚さ
「TENET テネット」パンフレットの厚さ Tenet (C)2020 Warner Bros Entertainment Inc. All Rights Reserved

これだけ充実したパンフレットの人気はというと、映画公開からわずか1週間で売り切れとなった劇場もあったようです。

「TENET」はGACKTや岩田剛典など、多くの著名人をPRに起用し、宣伝にもかなり力を入れていました。

実際に劇場チケットも公開初日分は売り切れが続出し、その結果パンフレットもわずか公開1週間で売り切れとなったようです。

まとめ

映画パンフレットはビジュアルよりも文章派という方には、「TENET テネット」のパンフレットはおすすめです。

そして今後クリストファー・ノーラン監督作品のパンフレットは、迷ったら買っておいていいのではないでしょうか。