「TENET テネット」のパンフレットを買うべきかどうか悩むのは情報量です。
公式サイトに書いてあるようなことばっかりだったらどうしよう。文章が全然なくて、ビジュアル写真ばっかりだったらどうしようなど。
「TENET」のパンフレットは、文字びっしり派の私でも大満足の内容でした。
劇場公開から1年が過ぎ、公式から買うことのできないタイミングでの記事になりますが、「TENET」のパンフレットがどんな内容なのか解説します。
「TENET テネット」のパンフレットを買うべきか
映画のパンフレットを買うときに気になるのは、
- どんな内容なのか
- 解説などは買う価値があるのか
です。
「TENET テネット」のパンフレットが、どうなのかそれぞれ説明します。
気になるパンフレットの内容
「TENET」のパンフレットの内容は、目的にすると以下のようになっています。
- 名もなき男のビジュアル写真とクリストファー・ノーラン監督のワシントン・ポスト紙への寄稿文
- ビジュアル写真(2ページ)
- イントロとあらすじ(見開き)
- 登場人物相関図、名もなき男のミッション一覧(見開き)
- メインキャスト4名へのインタビュー(4ページ)
- 他3名のキャストプロフィール(1/4ページ)
- 監督へのインタビュー(見開き)
- 物理学者の山崎詩郎氏による解説(4ページ)
- 山崎詩郎、山崎貴、大森望によるレビュー(3ページ)
- ストーリーを理解するキーワード
- 監督の過去作(2ページ)
- 尾崎一男の映像、宇野維正の音楽レビュー
- プロダクション・ノート(フルカラー4ページ)
- スタッフ・プロフィール
- ビジュアル写真(5ページ)
公式サイトに載っている情報も確かにあります。しかしそれ以上に、詳細に情報が書かれています。
間違いなくパンフレットでしか読めない内容になっています。それに公式サイトはいつまでWeb上に残るかわかりませんし。
パンフレットでしか読めない解説
Image: Youtube/(C)2020 Warner Bros Entertainment Inc. All Rights Reserved
「TENET」のパンフレットの中身で一番の目玉が、物理学者の山崎詩郎氏による解説です。山崎詩郎さんは「TENET」において、日本語字幕の科学監修を担当されています。
その仕事に対するインタビューなどは、各Webメディアでも読めますが。イラストありの科学的解説の記事は、パンフレットでしか読むことのできないものになっています。
その解説のクオリティは、さすが物理学者といった内容です。山崎先生本人も、もはや研究のレベルで「TENET」に取り組んでいます。
最終的には『TENET』の全てのシーンを図解できるようになりました。パワーポイントで120ページ分のスライドにまとまっています。
【ネタバレあり】量子物理学者に「映画『TENET テネット』がどうすさまじいのか」を教えてもらった/ギズモード・ジャパン より引用
パンフレットでは、科学的にみっちり4ページに渡り、イラスト付きで解説されています。
映画を観ただけでは感覚でしか感じ取れなかったこと、もしくは全く理解ができなかったシーンを考察するのに、きっと助けになる解説になっています。
1週間で売り切れも
これだけ充実したパンフレットの人気はというと、映画公開からわずか1週間で売り切れとなった劇場もあったようです。
「TENET」はGACKTや岩田剛典など、多くの著名人をPRに起用し、宣伝にもかなり力を入れていました。
実際に劇場チケットも公開初日分は売り切れが続出し、その結果パンフレットもわずか公開1週間で売り切れとなったようです。
まとめ
映画パンフレットはビジュアルよりも文章派という方には、「TENET テネット」のパンフレットはおすすめです。
そして今後クリストファー・ノーラン監督作品のパンフレットは、迷ったら買っておいていいのではないでしょうか。