「キングスマン:ゴールデン・サークル」での驚きのひとつが、エルトン・ジョン本人が出演していることです。
マシュー・ヴォーン監督は1作目から熱望していたけれど、本作で実現しました。
本物のエルトン・ジョンが出てくることでぐっと質が高まる
【👓#キングスマンファイル】
— キングスマン (@kingsmanjp) December 7, 2017
エルトン・ジョン(エルトン・ジョン)
ナイトの称号を持つ超スーパースターが、本人役で登場。単なるカメオ出演ではないので、ご期待いただきたい。#キングスマン#ゴールデンサークル pic.twitter.com/ojDRzGefgj
なんでも揃っているポピー・ランド、そのステージにあらわれるのはエルトン・ジョン。
もちろんポピーが無理やり連れてきています。
それをみて「えっ、エルトン・ジョンやん!」と、それだけで自然とテンションが上がってしまいます。
なぜだか分からないけれど、不思議と悪役ポピーに対してわくわくしてしまいます。
誰もそういうことを想像もしないし、観たこともないから絶対新鮮だ
「ハリー抜きの『キングスマン』は考えられなかった」 マシュー・ヴォーン監督インタビュー/リアルサウンド 映画部 より引用
マシュー・ヴォーン監督の狙いどおりなのかもしれません。
エルトン・ジョンが浮かない演出
ヴォーン監督に感じるすごさは、映画の中で強烈なエルトン・ジョンのキャラクターが浮いていないことです。
カラフルな羽をまとったエルトンがでてきても馴染む「キングスマン」の舞台づくり。
【👓#キングスマントリビア】
— キングスマン (@kingsmanjp) January 11, 2018
『#キングスマン:ゴールデン・サークル』におけるサー・エルトン・ジョンの奇抜な扮装は、かつてマシュー・ヴォーン監督が見た『マペット・ショー』での衣装を再現している。
ここでも、子供の頃からの夢を実現する永遠の童心が発揮されているのだ。 pic.twitter.com/6OhxmcQ3cL
エルトンにも負けず劣らずのポピー、エグジー、ハリーなど個性の強いキャラクターたち。
むしろエルトン・ジョンの登場は当たり前に感じます。
昔懐かしいアメリカを愛するポピーの演出だけならば、ピアノのうまい部下に弾かせればいい気もします。
そうではなく本物のミュージシャン、エルトン・ジョンを出演させることで、ポピーは安っぽい悪ではないと感じます。
キングスマンを敵に回すほどのキャラクターに説得力が出ます。
やっぱりいい曲
エルトンのすごさも、あらためて感じます。
「ゴールデン・サークル」の作品としてのインパクトはありながら、シンプルにいい曲だなと思います。
そんなに熱心にエルトン・ジョンの曲を聴いたことはありません。
それでもエルトンがピアノを弾くと、どこか耳馴染みのあるメロディに感じます。
とくにクライマックスで「Wednesday♪ Wednesday♪」と、替え歌ではじまる「Saturday Night’s Alright (For Fighting)」は、テンションをMAXにしてくれます。
アクションシーンとも相まって、本当にいい曲だと感じます。