ヴァレンタインの奴め。
特殊な音により凶暴化する
コリン・ファース演じるハリー・ハート含め教会の人々が凶暴化したのは、サミュエル・L・ジャクソン演じる敵リッチモンド・ヴァレンタインの罠です。
「生涯無料で使える」という宣伝で世界中に配布したSIMカードには、特別な仕掛けがしてあります。
ヴァレンタインが遠隔起動することで、SIMカードを経由して携帯から特殊な音を出すことができます。
その音を聴いた人は劇中のように、殺し合いをしてしまうほど凶暴になります。
そこからはコリン・ファースが６か月ものトレーニングを積んだ教会でのアクションにつながります。
ヴァレンタインによる実験
Image：Youtube/(C)2015 Twentieth Century Fox Film Corporation
教会はヴァレンタインにとってSIMカードの実験です。
SIMカードを持っていない人間も凶暴にすることができるのか。
増えすぎた人間による環境破壊を心配しているヴァレンタインは、地球規模で同じことをやろうとしています。
世界中の人間にSIMカードを配れるわけではないので、ある程度の人が持っていれば効果があるかどうかの実験を教会でやりました。
教会にいるほとんどの人の携帯にヴァレンタインのSIMカードが入っており、持っていなかったハリーも音の影響を受ける結果となりました。
現実のSIMカード
現実のSIMカード（シムカード、英語: Subscriber Identity Module Card）は、主に携帯電話の持ち主を特定するものとして使われています。
暗号化アルゴリズムなどが書き込まれており、ある程度の情報を記録しておけます。
ヴァレンタインが作ったSIMカードは、音は携帯のスピーカーから出ているはずなのでやろうと思えばできそうです。
人を凶暴にさせる音があればですが。
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