Image: Youtube/ワーナー ブラザース 公式チャンネル
「TENET テネット」は劇場公開時には、字幕のみの上映でした。字幕で観る派の方には問題なかったかもしれませんが。
ディスク版の販売も始まり、デジタル配信もされているいま、字幕で観るか、吹替で観るか迷っている方もいるかもしれません。
すべてオリジナルで観れる字幕がおすすめですが、吹替もおすすめな理由を説明します。
「TENET」は字幕と同じくらい吹替もおすすめの3つの理由
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私は洋画は字幕で観る派ですが、「TENET」は吹替もおすすめです。
それには次の3つの理由があります。
- どちらも翻訳したのは同一人物
- 吹替のほうが情報が多い
- 吹替で映像に集中
それぞれ説明します。
字幕と吹替の翻訳者は同じ人
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「TENET」を翻訳したのは、映像翻訳家のアンゼたかしさんです。「TENET」の字幕、吹替どちらも翻訳されています。過去には同じくクリストファー・ノーラン監督の「インセプション」も翻訳されています。
字幕と吹替の翻訳が、同じ方なので、セリフの訳し方はほぼ同じです。当たり前ですが。
なので普段から吹替で映画を観るかたは、何の迷いもなく吹替で観て問題ありません。
吹替のほうが情報が多く理解しやすい
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クリストファー・ノーラン監督の作品は、理解するのが難しいとよく言われます。その理由の大部分が、必要最低限しか説明をしないことにあります。その足りない部分を、考察するのを楽しむ作風でもありますが。
そんなノーラン監督の映画を字幕で観ると、一度に表示できる文字数に限りがあるため、実際のセリフよりかなり情報が削られる場合があります。ただでさえ必要最低限のセリフなのに、字幕だとさらに情報が少なくなってしまいます。
しかし吹替であれば、元のセリフにかなり近い情報量で翻訳されます。理解のしやすさという点では、字幕より吹替のほうがおすすめです。
吹替で映像に集中して100%楽しむ
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ノーラン監督の映画の見どころといえば、どの作品にも共通するリアリティへのこだわりです。飛行機が壁に衝突する映像を撮りたかったら、実際に飛行機を衝突させる監督です。
そんな監督の作品を観るのに、字幕を追いかけることに精一杯になっていたらもったいないです。
映画を観ること自体が少なく、その1回がその映画を観る最初で最後の機会かもしれない方は、吹替で目は映像にセリフは耳で集中するというほうがいいかもしれません。
実際に吹き替えで観た感想
2、3回字幕を観てから吹替えを観ると、正直声の違和感は否めません。
声優さんは本職のキャストが担当されており、クオリティが低いなどは一切ありません。しかし圧倒的に日本語吹替のほうが、理解のしやすさはあると感じました。
字幕だとどうしても言葉足らずになっているところが、吹替だとしっかりとセリフにあったり。この点はしょうがないですね。
どちらがおすすめかというと、字幕を観て作品そのものの衝撃を体験して、それから落ち着いて日本語吹替で観るというのが一番楽しめる観方だと思います。
字幕と吹替、正直どっちもおすすめ
吹替が字幕とおなじくらいおすすめの理由を書いてきました。が、正直どちらもおすすめです。最後に吹替と字幕がどういう人におすすめなのかまとめておきます。
吹替がおすすめな人
吹替がおすすめなのは、同じ映画は基本的に1回しか観ない方です。日本語吹替で観ておけば、話の説明が足りないことはないと思います。
字幕がおすすめな人
字幕で観るのがおすすめなのは、同じ映画を繰り返しみるのが好きな方です。
そんな方は、字幕で観る数回に1回は吹替で観てみると新たな発見があるかもしれません。
あとは好みで
字幕と吹替は、言ってしまえば好みなので、好きな方で観て「TENET テネット」を思いっきり楽しんでください。
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