ゴーストバスターズがプロトンビームを交差させても大丈夫だった理由

ビームを交差させるゴーストバスターズ

Image: YouTube/Ghostbusters

世界で唯一のゴースト捕獲装置である、プロトンパックからのビームを、交差させてはいけません。

なぜならイゴン・スペングラー博士によると、このプロトンビームを交差させると「あらゆる生命活動が一瞬にして停止し、細胞分子が光の速度で爆発」するからです。

でもゴーストバスターズたちは破壊の神ゴーザを、プロトンビームを交差させて退治しました。ビルの屋上は吹き飛んでしまいましたが、全員なんとか無事でした。プロトンビームとはなんなのか、なぜビームを交差させても大丈夫だったのか。

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プロトンビームの交差を3ステップで考察

プロトンビームを交差させると、何が起きるのか。

  • プロトンビームとは
  • 交差させると起きること
  • ゴーザを無事に倒せた理由

の3つのステップで考察します。

プロトンビームとは

ゴーストを捕まえるプロトンビーム

Image: YouTube/Ghostbusters

プロトンビームとは、プロトンパックのスティックから、放出されるビームのことです。物理的な接触が難しいゴーストも、プロトンビームを縄のようにして縛ることができます。

プロトンパックはレイモンド・スタンツ博士とイゴン・スペングラー博士によって、開発されました。動力源は背中にある小型の核融合炉で、そのエネルギーを中性子のビームとして放出します。プロトンビームを放出するスティックは、威力を調節できるようになっています。

つまりプロトンビームとは、核融合炉を動力源として放出される、中性子のビームです。

交差させるとどうなるのか

ビームの交差を提案するイゴン

Image: YouTube/Ghostbusters

劇中のセリフによると、プロトンビームを交差させると「あらゆる生命活動が一瞬にして停止し、細胞分子が光の速度で爆発」します。これはつまりすべての陽子が転換するということのようです。

まずプロトンビームそのものの威力は、壁に穴をあけるくらいのものです。もちろん人に当たれば危険です。

陽子の転換とは、陽子連鎖反応のことを意味していると考えられます。陽子連鎖反応で得られるエネルギーは、太陽がもつエネルギーと同じくらいのものです

つまりプロトンビームを交差すると、その場に太陽並みのエネルギーが発生してしまうということです。プロトンビームを交差させるのは、確かに危険です。

ゴーザを無事に倒せた理由

爆発するゴーザの神殿

Image: YouTube/Ghostbusters

ではなぜゴーストバスターズは、プロトンビームを交差させ、無事にゴーザを倒せたのでしょうか。

それはゴーザがニューヨークに現れることができた時空の門が、プロトンビームの交差と同じくらいのエネルギーをもっていたからだと考えられます。ゴーザは破壊の神であり、時空を移動するゴーストです。イゴン・スペングラー博士も、他のゴーストとは比べものにならないくらいの、巨大な霊的エネルギーを感じ取っていました。

そのゴーザの霊的エネルギーと、プロトンビームのエネルギーがちょうど打ち消し合ったのではないかと考えられます。それでビルの屋上を吹き飛ばす程度で済んだのではないかと。

神様なら交差しても大丈夫

プロトンビームは当たったものを燃やしたり、天井のシャンデリアを撃ち落としたりする程度の威力ですが、交差させると太陽並みのエネルギーを発生させます。

交差させてもいいのは、ゴーザくらいの霊的エネルギーがあるときだけです。

ゴーストバスターズ (字幕版)
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