「ゴーストバスターズ」(1984)の初代キャストと幻の2人の共通点はサタデー・ナイト・ライブ

ビームを交差させるゴーストバスターズ

Image: YouTube/Ghostbusters

「サタデー・ナイト・ライブ」とは、アメリカのコメディバラエティ番組のことです。

1984年製作「ゴーストバスターズ」1作目の初代キャストには、ジョン・ベルーシとエディ・マーフィが加わる幻のキャスティングがあったそう。

ビル・マーレイやダン・エイクロイドとの共通点は、サタデー・ナイト・ライブです。

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ゴーストバスターズ4人の初代キャスト

留置場で作戦を練るゴーストバスターズの4人

Image: Ghostbusters/YouTube

「ゴーストバスターズ」1作目のオリジナルキャストと呼ばれるのは、以下の4人です。

  • ビル・マーレイ(ピーター・ヴェンクマン)
  • ダン・エイクロイド(レイモンド・スタンツ)
  • ハロルド・ライミス(イゴン・スペングラー)
  • アーニー・ハドソン(ウィンストン・ゼドモア)

ダン・エイクロイドが脚本を書いていた当初は、ビル・マーレイとアーニー・ハドソンではなく、幻の2人がキャスティングを予定されていました。

幻の2人のキャスト

脚本を担当したダン・エイクロイドの当初のキャスト計画では、コメディアンの故ジョン・ベルーシ、同じくコメディアンのエディ・マーフィとの3人の予定だったそうです。

サタデー・ナイト・ライブという共通点

「ブルース・ブラザーズ」でジョン・ベルーシとコンビのダン・エイクロイド

Image: Saturday Night Live / YouTube

そもそもエイクロイドはサタデー・ナイト・ライブ内の音楽コント「ブルース・ブラザーズ」でベルーシとコンビを組んでいた仲です。そんなベルーシと次は何をやろうかというとき「ゴーストバスターズ」を考えるも、ベルーシの死によりそれは叶いませんでした。

そこからキャストにビル・マーレイが加わったことは、同じようなキャリアを持つエイクロイドにとって自然な流れに感じます。

二人ともサタデー・ナイト・ライブで人気を博し、シカゴのコメディ集団「セカンド・シティ」出身です。そこに同じくセカンド・シティ出身のハロルド・ライミスが加わり、アーニー・ハドソンが加わりオリジナルキャストが完成します。

芸人の友情

ゴーストバスターズ・シリーズおなじみのゴースト「スライマー」

Image: Ghostbusters / YouTube

それでもベルーシは意外なところで「ゴーストバスターズ」と関りを持っています。それはゴーストバスターズ・シリーズおなじみのゴースト「スライマー」です。

スライマーはベルーシがモデルであるたことが明かされています。ベルーシさんが亡くなったのが高級ホテルだったことから、スライマーの登場がホテルになったという話には切なさとエイクロイドたちの思いを感じます。

エディ・マーフィに関しては、エイクロイドが話を持ち掛けたときに断られたとか、後々マーフィはそれは誤解だとか、とにかくアーニー・ハドソンが4人目のゴーストバスターズとして加わっています。

でもピーター、レイ、イゴンという誰もツッコミ役がいないこの3人に、ハドソンによるウィンストンという引き締め役のキャラクターはぴったりだったと思います。

他のオリジナルキャスト

リック・モラニス演じるルイス・タリーの声は、鈴置洋孝

Image: Ghostbusters/YouTube
  • シガニー・ウィーバー(ディナ・バレット)
  • リック・モラニス(ルイス・タリー)
  • アニー・ポッツ(ジャニーン・メルニッツ)

ゴーストバスターズには4人以外にもおなじみのオリジナルキャストがいます。シガニー・ウィーバー、リック・モラニス、アニー・ポッツです。リック・モラニスは俳優を引退したわけではありませんが、表舞台での活動を長年休止しています。

初代オリジナルキャストの今後の出演

これまでもオリジナルキャストは、2作目に続いてリブート版「ゴーストバスターズ」(2016)にも様々な形で出演しています。今は亡きハロルド・ライミスも含め。

最新作「ゴーストバスターズ/アフターライフ」(2021)にもどのような形で出演するのか楽しみです。

ビル・マーレイ、ダン・エイクロイド、ハロルド・ライミス、アーニー・ハドソンの懐かしい写真

Image: Ghostbusters / YouTube

最新作の予告には、ビル・マーレイ、ダン・エイクロイド、ハロルド・ライミス、アーニー・ハドソンの懐かしい写真が映っていたり。アニー・ポッツが昔を懐かしむ様子が収められていたり。初代「ゴーストバスターズ」から観ているファンにはたまらない予告になっています。

40年と時を経て、真面目にふざけた作品にも懐かしさや感慨深さを感じます。1作目を作り上げたオリジナルキャストは偉大に感じます。