Image: KADOKAWA映画/YouTube
スパイガジェットととしてだけでなく、紳士としてのオシャレさも兼ね備える「キングスマン」の指輪。ハリーやエグジーが着ているスーツと同じくらい気になるアイテムです。
キングスマンの指輪
ハリーやエグジーがつけている指輪は、5万ボルトの電流で相手を感電させるだけではありません。紳士としてのオシャレや、アーサー王伝説との関りがみえてきます。
指輪の意味
キングスマンにとって指輪は、紳士としてのオシャレとスパイ活動のためのガジェットとの2つの意味があります。
キングスマンに登場する指輪は、シグネットリングと呼ばれるタイプです。シグネットリングは、台座に紋章が刻印されています。その役割は現代でいうハンコです。権力者が認印として用いていました。現在では紳士のさりげないジュエリーとしての意味が大きいです。
キングスマンはスパイ活動のために、上流階級にも潜入する必要があります。上流階級のオシャレとしてシグネットリングはちょうどよいジュエリーです。そして5万ボルトの電流を流せるスパイガジェットとしての機能ももっています。
指輪の紋章は猪
はっきりとは分かりませんが、指輪に刻印されている紋章は猪にみえます。
アーサーをはじめ、キングスマンのエージェントは、それぞれアーサー王伝説にちなんだコードネームで呼び合います。エグジーはハリーから受け継いだガラハッドです。
そのアーサー王伝説には、巨大な猪トゥルッフ・トゥルウィスが登場します。何かしらの意味を込めて指輪には、猪の紋章を刻んでいると考えられます。
指輪を右手の小指にはめる理由
【💍#キングスマンガジェット】
— キングスマン (@kingsmanjp) November 4, 2017
シグネットリング
普通の紳士が左手にはめる指輪を、我らが紳士スパイたちは利き手の指に装着する。
5万ドルの電流が流れ、相手を感電させることが可能だ。 #キングスマン pic.twitter.com/8ZVy9gKyss
シグネットリングは紳士の間ではもともと、左手の小指につけるものだったそうです。しかしハリーやアーサーは、指輪を右手の小指につけています。オープニングだけ登場したランスロットは、左手小指につけています。
キングスマンのエージェントにとって指輪は、ジュエリーでもあり、相手を倒すためのスパイガジェットでもあります。なのでハリーたちはいつでも使いやすいように、利き手の小指に付けているのではないかと考察できます。
指輪の公式レプリカ
イギリスのジュエリーブランド Deakin & Francis(ディーキン&フランシス)による、キングスマンの指輪の公式レプリカは、MR PORTER(ミスターポーター)にて販売されています。
劇中でハリーやエグジーがつけている、紋章が刻印された指輪と、キングスマンの紋章が刻印されている指輪それぞれ販売されています。値段はどちらも4万円ほどです。
指輪までこだわった衣装
「キングスマン」はスーツだけじゃなく、指輪まで細かいこだわりが感じられます。