Image: KINGSMAN: THE GOLDEN CIRCLE | 10 Minute Sneak Peek | On Digital Download Now / YouTube 2026年5月9日閲覧
映画『キングスマン:ゴールデン・サークル』において、マーリンは地雷の爆発に巻き込まれて命を落とした。エグジーの身代わりとなるこの展開は、多くの観客に大きな衝撃を与えた。
しかし、制作の裏側では「マーリンは生きている」という別の結末(エンディング)も撮影されていた。設定上、マーリンは防弾仕様のスーツを着ていたため命を取り留め、物語の最後にある結婚式のシーンに車椅子で参加するという内容だった。
結果としてこの生存ルートの結末は本編で採用されなかったが、今後のシリーズでマーリンが復活する可能性は残されている。監督のマシュー・ヴォーンは「キングスマンの世界では誰も死なない」という考えを持っており、マーリンを演じた俳優自身も続編での復活を否定していないからだ。
この記事では、マーリンが生き残る別エンディングの詳細と、今後のシリーズで彼が再登場する見込みについて、明らかになっている事実をもとに分析する。
※この記事には『キングスマン:ゴールデン・サークル』のネタバレを含みます。
【おさらい】「ゴールデン・サークル」でのマーリンの泣ける最期
Image: Kingsman: The Golden Circle | Official HD Trailer | 2017 / YouTube 2026年5月9日閲覧 エグジーの身代わりとなって地雷の上に立ち、名曲を歌うマーリンの最期(画像は別シーンより)
麻薬密売組織のボスであるポピーを倒すため、エグジーとハリー、そしてマーリンの3人は敵のアジトへと突入した。しかし、アジトの周りには地雷が仕掛けられており、エグジーがその一つを踏んでしまう。
この絶体絶命の状況で、マーリンは持っていた冷却スプレーを使って一瞬だけ地雷を無効化し、エグジーの身代わりとなって地雷の上に立った。そして、エグジーとハリーを先に行かせると、ジョン・デンバーの「カントリー・ロード」を大声で歌いながら敵を自分に引きつけ、爆発に巻き込まれた。エグジーをかばって命を落とす、非常に感動的な名シーンだ。
実は「マーリンは生きている」別エンディングが存在した!
Image: Kingsman: The Golden Circle | “Southern Charm” TV Commercial | 20th Century FOX / YouTube 2026年5月9日閲覧 幻の別エンディングでは、ラストの結婚式シーンにマーリンが車椅子で参加していた
本編では感動的な最期を遂げたマーリンだが、実は彼が生き残るパターンの結末(エンディング)も撮影されていた。マーリンを演じた俳優のマーク・ストロングは、インタビューで次のように明かしている。
彼が生き残るエンディングを撮影したんだ
マーリン役 マーク・ストロング Mark Strong interview – Kingsman: The Golden Circle, Stardust, Kick-Ass | Den of Geek より意訳・引用 2026年5月9日閲覧
設定上、マーリンがアジトに突入する際、テキーラ(チャニング・テイタム)が着ていた防弾仕様の青いスーツをに着ていたのだ。そのため、地雷の爆発によって足の裏は失ってしまうものの、命だけは助かるというストーリーになっていた。
Image: Exclusive: ‘Kingsman: The Golden Circle’ Sneak Peek / YouTube 2026年5月9日閲覧 マーリンも実はこの防弾仕様の青いスーツを着用していたという設定があった。
実際に、映画のラストシーンであるエグジーとティルデ王女の結婚式に、マーリンが車椅子に乗って参加している様子も撮影されていた。この事実については、原作者のマーク・ミラーもSNSで当時の写真を公開し、認めている(現在は写真は見られなくなっている)。
なぜマーリンの「生存ルート」はボツになったのか?
Image: Kingsman: The Golden Circle | Official Trailer [HD] | 20th Century FOX / YouTube 2026年5月9日閲覧 すでにハリーが復活していたため、マーリンまで生き残ると観客がシラけてしまうと判断された
では、なぜこの「マーリン生存ルート」はお蔵入りになってしまったのだろうか。その理由は、公開前に行われた試写会での観客の反応が悪かったためである。
この映画では、すでに前作で死んだはずのハリーが復活を遂げている。そのうえ、自分を犠牲にしてエグジーを救ったマーリンまで「実は死んでいなかった」という展開になると、マーリンの死に涙した観客が「裏切られた」と感じてしまったのだ。結果として、映画の評価を守るためにこのエンディングは採用されなかった。
「キングスマン3」でマーリンが復活する可能性は?
Image: Mark Strong interview – CRUELLA (2021) / YouTube 2026年5月9日閲覧 今後の続編での復活を「否定しない」と語った俳優のマーク・ストロング
別エンディングはボツになったものの、今後の続編(キングスマン3)でマーリンが復活する可能性はゼロではない。
俳優のマーク・ストロング自身も、シリーズへの復帰について次のように語り、意欲を見せている。
この世界では何が起こっても不思議ではありませんが、皆さんもご存知の通りです。目を撃たれたコリン(ハリー)が戻ってきて元気になったとか。ファンタジーだよ。私はそれを否定していません。
マーリン役 マーク・ストロング Mark Strong interview – CRUELLA (2021) – YouTube より意訳・引用 2026年5月9日閲覧
さらに、マシュー・ヴォーン監督の考え方も重要なポイントになる。監督はシリーズの根底にあるルールについて、こう語っている。
彼はキングスマンの世界では誰も死なないと言っています。
マーリン役 マーク・ストロング Mark Strong interview – Kingsman: The Golden Circle, Stardust, Kick-Ass | Den of Geek より意訳・引用 2026年5月9日閲覧
また、ヴォーン監督は制作が予定されている「キングスマン3」の展開についても、次のようなコメントを残している。
予想外の展開が待っているとだけ言っておきましょう
マシュー・ヴォーン監督 ‘Kingsman’: Matthew Vaughn Denies Liam Neeson’s Involvement; Next Film Won’t Be Called ‘The Great Game’ [Exclusive] より意訳・引用 2026年5月9日閲覧
これらの発言から、マーリンの復活を諦めきれないファンのために、監督がより面白く、誰も予想できないような形でサプライズを用意している可能性は十分に考えられる。
まとめ:ヴォーン監督の「キングスマン3」への自信
現在、マーリンは公式のストーリー上では死亡したことになっている。しかし、別エンディングが撮影されていたことや監督の発言から、制作陣には「彼を生かしておきたい」という強い思いがあることが読み取れる。
いずれにしてもヴォーン監督は「キングスマン3」の新たなアイデアは、誰にも予想されない自信をもっている。
仮にマーリンが復活しなくても、ファンがあきらめのつくほどの何かを用意してくれているのかもしれない。















