『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』ロケ地まとめ|撮影場所・舞台裏を徹底紹介!

ブルジュ・ハリファのガラス壁を疾走するイーサン・ハント
Image:Mission Impossible/YouTube

『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』(2011)は、シリーズ第4作目にして、世界各国を股にかけた壮大なロケが魅力。この記事では映画の主なロケ地(撮影場所)情報と、現場でのエピソードを詳しくまとめた。

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『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』主なロケ地一覧

カナダ・バンクーバー|世界各地に見立てられた万能ロケ地

『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』本作で最も多くのシーンが撮影されたバンクーバー
Image:FilmIsNow Epic Movie Zone/YouTube

バンクーバーは本作で最も多くのシーンが撮影された都市。様々な街並みを再現できるため「シアトル」「ブダペスト」「ムンバイ」など、世界中の都市の代用となった。

以下はバンクーバーで撮影された主なシーン。

グランビル・アイランド

シアトルのピア47として登場。チームがミッション後にビールを飲むシーンが撮影された。

バンクーバー・コンベンションセンター

インド・バンガロールの結婚式シーンを再現。350人ものインド人エキストラが参加。

バラード橋の下

クレムリンでのミッション受け渡しシーンを撮影。小道具のロシア製公衆電話が設置された。

リッチモンドのオフィスパーク

アニル・カプール(ブリッジ・ナス)のムンバイの放送局「サンネットワークステーション」の舞台に。氷点下8度という極寒での撮影だったため、インド衣装のエキストラたちは過酷な環境に耐えなければならなかった。

ノース・バンクーバーのVancouver Dry Dockの倉庫

『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』バンクーバーの倉庫に作られた自動立体駐車場のセット
Image:FilmIsNow Epic Movie Zone/YouTube

自動立体駐車場のセットが組まれ、イーサンとコバルトとによるクライマックスの格闘シーンが撮影された。このセットは、製作に3ヶ月、9台の大型発電機を必要とした巨大なものとなった。

その他のロケ地

ブダペストの路地や列車内のシーンも、バンクーバーの街角や駅舎で撮影されている。

バンクーバーのクルーとVFXの専門技術により、バンクーバーが様々な都市として登場している。

アラブ首長国連邦・ドバイ|世界一高いビルでの決死のスタント!

『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』イーサン・ハント(トム・クルーズ)が実際に登るアラブ首長国連邦・ドバイブルジュ・ハリファ(Burj Khalifa)
Image:パラマウント・ピクチャーズ(日本版)/YouTube

ドバイでは、本作最大の目玉シーンが撮影された。

ブルジュ・ハリファ(Burj Khalifa)

世界一高い超高層ビルを、イーサン・ハント(トム・クルーズ)が実際に登るシーンは、映画史に残る圧巻のスタントとなりました。クルーズ本人がスタントダブルなしで挑戦している。(関連記事:「トム・クルーズが本気で挑んだ、驚異のアクション」)

監督ブラッド・バードは「ドバイは映画の心臓部」とコメントし、都市そのものを「まるで撮影されるために作られた街」と絶賛している。

チェコ・プラハ|ブダペストとモスクワの代役を務めた街

プラハでは、モスクワの街並みや、ブダペストの駅構内などのシーンが撮影された。極寒の中でのロケとなり、キャスト・スタッフは大きな苦労を語っている。

その他ロケ地|シアトル・ムンバイ・モスクワなど

シアトル(アメリカ)

バンクーバーのグランビル・アイランドで代用。

ムンバイ・バンガロール(インド)

ドバイとバンクーバーで代用。ただし、ムンバイの実際のロケも一部あり(主にアクションシーンの背景素材用)。メインキャストはインドのロケには参加していない。

本編で登場する都市の多くは、実際には別の場所で撮影されている点がポイント。

キャスト・スタッフコメント

トム・クルーズ

「ドバイでの撮影は、ずっと夢だった。ドバイは本当に映画的な都市だ」と熱く語っている。

スタッフ

ムンバイの自動立体駐車場のセットは「これまでで最も精巧で巨大なセットのひとつ」と語っている。多くの国とロジスティクスを扱う本作では「極寒のプラハ、灼熱のドバイ、再び極寒のバンクーバーを移動しながら、週7日、最大16時間労働」という過酷な撮影スケジュールも明かされ、 本作を「最も野心的なミッション・インポッシブル」と総括している。

シリーズ屈指のスケール

『ゴースト・プロトコル』の舞台裏には、ただ派手なアクションだけでなく、世界を飛び回り、極限までリアリティを追求したスタッフとキャストたちの努力が詰まっている。特にバンクーバーとドバイのロケーション活用は、シリーズ屈指のスケールを生み出す原動力となっている。

参考資料: