公開から35年、すでに死亡した「トップガン」スタッフの活躍を振り返る

すでに死亡した「トップガン」スタッフの活躍

Image: Paramount Movies/YouTube

1986年に公開され大ヒット映画となった「トップガン」。トム・クルーズをはじめとし、キャスト・スタッフにはその後大活躍しているかたも多くいます。公開から35年以上たちすでに死亡されている方もいます。そこで「トップガン」に功績を残し、惜しくも亡くなられた方たちを振り返ります。

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公開から35年、すでに死亡したスタッフの活躍

いまでこそトム・クルーズといえば、「ミッション:インポッシブル」シリーズのイメージですが、「トップガン」こそ原点といえます。劇中、訓練中の事故で死亡するグース役キャスト、アンソニー・エドワーズ本人はいまも活躍中です。

トニー・スコット監督

トニー・スコット監督は、2012年に68歳でこの世を去っています。ロサンゼルスのヴィンセント・トーマス橋から飛び降り死亡しました。

監督は1944年生まれ、イギリス出身です。同じく映画監督・プロデューサーであるリドリー・スコットを兄に持ちます。

メガホンをとった「トップガン」は1986年に公開されると、サウンドトラックとともに世界的大ヒット作となりました。出演したキャストたちの出世作となり、特にトム・クルーズをトップ・スターの仲間入りにした作品と言っても過言ではありません。

監督の作品は「トップガン」だけではありません。エディ・マーフィ主演のコメディ刑事映画「ビバリーヒルズ・コップ2」(1987年)。原子力潜水艦をテーマにしたアクション・サスペンス映画「クリムゾン・タイド」(1995年)があります。

2011年日本公開の「アンストッパブル」(2010年)が遺作となりました。

製作のドン・シンプソン

「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズのジェリー・ブラッカイマーとともに「トップガン」の製作を担当したドン・シンプソンは、1996年に52歳で死亡。

他にも数々の作品の製作を担当し、ニコラス・ケイジ、ショーン・コネリー主演の緑の丸い猛毒が登場する映画「ザ・ロック」(1996年)。ウィル・スミス、マーティン・ローレンス主演による刑事アクション映画「バッドボーイズ」などヒット作をブラッカイマーとともに作りました。

長らく映画を一緒に制作してきたブラッカイマーは、続編「トップガン マーヴェリック」(2022年)でも製作に参加しています。

脚本担当のジム・キャッシュ

「トップガン」の脚本を作ったジム・キャッシュは、2000年に59歳で死亡。脚本のアイデアは

『カリフォルニア』誌に掲載された「Top Guns」という記事に着想を得ている。

Wikipediaより引用

とのことです。少しおちゃめで、でも頼れてアクションもバリバリにこなすトム・クルーズの、その後のイメージを決定づけたキャラクター構想です。

ジム・キャッシュはアメリカ出身の脚本家。ジャック・エップス・Jr.とともに、「トップガン」のみならず多くの作品の脚本を執筆しています。

マイケル・J・フォックスが実業家を夢見る若者を演じる映画「摩天楼はバラ色に」(1986年)。トム・ハンクス主演の犬と刑事がコンビを組むコメディ映画「ターナー&フーチ/すてきな相棒」(1989年)。超巨大アナコンダを題材にした映画「アナコンダ」(1997年)などがあります。

「トップガン マーヴェリック」には、キャラクター原案として名を連ねています。

スタッフの思いは続編へとつながる

公開から35年以上が経ち、亡くなった方もいると作品自体が1つの歴史のように感じられます。