Image: BUGONIA – Official Trailer [HD] – Only in Theaters October 24 – YouTube
ヨルゴス・ランティモス監督による最新作『ブゴニア』。米RogerEbert.comでランティモス監督は『ブゴニア』では「人間性の広大さ、つまり失われてしまった良いものだけでなく、失われてしまった悪いものも描き出そうとした」と答えている。
本作は、韓国映画『地球を守れ!』(2003年)をベースにしながらも、現代アメリカの社会的分断や陰謀論、そして孤立といったテーマを鋭く切り取ったブラックコメディとして再構築されている。
物語は、陰謀論に傾倒するテディ(ジェシー・プレモンス)が、製薬会社CEOのミシェル(エマ・ストーン)を「地球を滅ぼそうとするエイリアン」だと信じ込んで誘拐するところから始まる。
地下室での対話
物語の大部分はミシェルの監禁場所である地下室で展開される。ランティモス監督は「互いに自分の世界観を納得させようとする人々についての映画」だと語る。この極限状態における対話を通して「誰が正しく、誰が間違っているか」を単純に裁くことを避けている。
「善良な人」が恐ろしいことをする時
むしろ、層が剥がれるように新たな事実が明らかになるにつれて、観客自身の「誰を信じるか」という視点さえも揺さぶる構造を作り上げ、「どんなに善良な人でも、状況が整えば恐ろしいことをすることがある」ことを描いた。
観客の「考える力」を信じる物語
本作の脚本を書いたウィル・トレイシーは「この映画が規範的な感じになったり、すべての答えを持っているような印象を与えたりしないことを願っています。」と答え、観客自身が自分の頭で考える力をもっていることを信じている。
ヨルゴス・ランティモス監督作品




