Image: 『ザ・スーパーマリオギャラクシー・ムービー』日本語版オフィシャルトレーラー – YouTube 2026年3月24日閲覧
『ザ・スーパーマリオギャラクシー・ムービー(英題:The Super Mario Galaxy Movie)』がアメリカで4月1日に公開される。日本は数週間遅れての4月24日公開予定だ。
本作は、世界中で13億ドル以上を稼いだ大ヒット映画『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』(2023年)の続編であり、マリオ誕生40周年を記念する特別なプロモーションもすでにはじまっている。
公式アプリ「Nintendo Today!」では、3月10日(マリオの日:MAR10 DAY)から映画のキャラクターやアイテムをあしらった40種類のデジタルコレカが毎日配信されている。
さらに、
「Nintendo Today!」を使って、4/24(金)から劇場に設置される本作の“特別スタンディ”を撮影しチェックインすると、本作オリジナルの特製壁紙を入手できます。また、劇場内限定の特別フォトフレームを使えば観賞日と観賞劇場の名前が入った記念写真の撮影ができます。
ニュース|映画『ザ・スーパーマリオギャラクシー・ムービー』公式サイトより引用 2026年3月24日閲覧
実際に映画館に足を運ぶことで特製壁紙のゲット、特別フォトフレームによる記念撮影という体験も用意されている。
すでにアメリカでは大ヒットが確実視されている。
イースター休暇期間中の5日間で国内興行収入1億6000万ドル以上を記録する見込み
‘Super Mario Galaxy Movie’ Eyes $160M 5-Day Opening: Box Officeより引用 2026年3月24日閲覧
アメリカでは4月5日のイースター休暇に向けた、4月1日の公開初日からの5日間で約250億円の興行収入が見込まれている。さすがは日本を飛び出して世界中にファンがいるマリオだ。
なぜ日本の公開日は数週間遅いのか
日本での公開日がアメリカより遅い理由には、日本の市場環境とローカライズへのこだわりが深く関わっている。最大の理由は、任天堂が自ら独立して日本語版の脚本を制作している点だ。
それで今回の映画を作るときに、「最初から日本語の脚本を作りたい」って話をしたんです。英語の脚本を見せられても、細かいニュアンスがわからないですから。
任天堂 宮本茂マリオ映画公開記念!宮本茂さんインタビュー 制作の始まりから驚きの設定まで – ページ 3 – Nintendo DREAM WEBより引用 2026年3月24日閲覧
英語版の直訳では微妙なニュアンスが伝わらず不自然になるため、日本の観客が「本当の話」のように没入できるように、というプロデューサーである宮本茂の強い思いがあった。
前作『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』では英語版のものを日本語へと翻訳するのではなく、イチから日本語版の脚本が作られた。本作ではまだ定かではないが、おそらく同じアプローチがとられているのではないだろうか。
また、こちらの方が理由としては真実味があるかもしれないが、日本では映画の公開日を、一年で最も映画館に人が集まるゴールデンウィーク(4月末〜5月上旬)などの大型連休に合わせる必要があり、さらには海外で「大ヒットした」という実績を日本国内での宣伝文句として利用するマーケティング手法が取られるため、意図的に時期がズラされている。
映画アナリストの視点
世界の他の国々が同時放送へと移行する中、日本は独自のスケジュールを維持している。
映画アナリスト スティーブン・フォローズWhat makes Japan’s theatrical movie release schedule so different?より引用 2026年3月24日閲覧
映画アナリストのデータ分析によれば、日本の公開日がハリウッドに比べて遅くても興行収入には悪影響を与えないことが証明されている。
他国では公開を遅らせると海賊版(違法コピー)による被害やネタバレで収益が落ちるリスクがある。2018年にアムステルダム大学が行った調査では、日本は著作権保護の意識が強く、オンライン海賊版の利用率が世界で最も低い国の一つであることがわかった。
観客は公式の高品質なローカライズ版を待つ傾向があり、遅れをペナルティとして捉えないため、配給会社は同時公開を急ぐことなく、利益が最大化する最適なタイミングを狙って安全に公開することができる。
とはいえ、ネタバレを受けたくなければ、日本公開までは日本の公式情報のみを追うのが最も安全だ。



