実写版『ストリートファイター』春麗役カリーナ・リャンの肉体改造!1日12個の卵と「百裂脚」特訓の裏側

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実写映画『ストリートファイター』でカリーナ・リャンが演じる春麗
10kgの増量と1.5ヶ月の肉体改造を経て、圧倒的な再現度でスクリーンの春麗を体現したカリーナ・リャン。(©2026 Capcom and Legendary. All Rights Reserved.)
Image: Street Fighter | New Trailer (2026 Movie) / YouTube 2026年10月18日閲覧

実写映画『ストリートファイター/ザ・ムービー』において、ICPO(インターポール)の潜入捜査官として悪の組織に挑む春麗は、物語の劇的な核心を担う。格闘ゲーム界を代表するヒロインの再現に向け、主演のカリーナ・リャン(Callina Liang)は徹底的な肉体改造と本格的な格闘特訓を敢行した。スクリーンに刻まれた力強い脚技の裏には、過酷なトレーニングと緻密な役作りが存在する。

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スクリーンの「人類最強の脚」を再現した過酷な肉体改造と必殺技アクション

10kg増量と太もも+6.5cmのビルドアップ:AI疑惑を覆した過酷なトレーニング

カリーナ・リャンが自重の2倍の重量でヒップスラストを行う脚部トレーニングシーン
米『Women’s Health』公式トレーニング動画より。太もも+6.5cmの驚異的なビルドアップをもたらした自重2倍のヒップスラスト。
Image: Callina Liang’s Street Fighter Workout For MASSIVE Legs | Strong Like | Women’s Health / YouTube 2026年10月18日閲覧

配役発表の直後、インターネット上では原作キャラクターに対する太ももの太さの不足が指摘された。春麗役を務めたカリーナ・リャンは、撮影開始までの約1.5ヶ月間で肉体改造に挑んだ。彼女は短期間で20ポンド(約10kg)の増量を達成している。批判を実力で覆す決意だった。

リャンは春麗役に抜擢されるまでピラティスや有酸素運動を中心にを行っており、本格的なウェイトトレーニングは未経験だった。役作りのために筋力トレーニングを開始し、自重の2倍の重量を扱うヒップスラストやスモウデッドリフト等に取り組んだ。摂取カロリーは1日4,000kcalに達した。プロテインシェイクやスクランブルエッグなどを通じ、1日12個の卵を毎日の食事に取り入れ続けた。

過酷なトレーニングと食事管理の継続により、彼女の肉体は劇的な変化を遂げた。撮影期間を通じて両足の太ももは大きく発達している。太もものサイズは片足あたり約6.5cm(2.5インチ)拡大した。

鍛え上げた脚の写真を投稿した際、閲覧者からAI加工を疑う声が上がった。春麗を演じたカリーナ・リャンは、CTV Your Morningの取材に対し、スマホのライブフォトや動画を提示して本物の筋肉だと証明したと明かしている。疑念を自らの行動で打ち消してみせた。

百裂脚とスピニングバードキック:テコンドー・ムエタイ・ワイヤーアクションの融合

ワイヤーワークを用いて再現された春麗の必殺技スピニングバードキック
ワイヤーアクションとカポエイラ・体操の要素を融合させ、アクロバティックな滞空姿勢を実写で再現したスピニングバードキック。(©2026 Capcom and Legendary. All Rights Reserved.)
Image: Street Fighter | New Trailer (2026 Movie) / YouTube 2026年10月18日閲覧

撮影現場では1日4時間(午前2時間・午後2時間)に及ぶスタント特訓が連日行われ、テコンドーや武術、ムエタイといった多様な格闘技が叩き込まれた。リャンはVarietyの取材に対し、大声を出しながら爆発的なキックを打ち込むムエタイのスタイルに深く魅了されたと明かしている

代名詞である「百裂脚」の再現には独特のトレーニングが取り入れられた。足にレジスタンスバンドやダンベルを装着し、片足立ちで連続キックを繰り返している。装着したダンベルの重量は50ポンド(約22.6kg)に及んだ。地道な反復が技のキレを生んだ。

逆さ吊りの状態で開脚キックを繰り出す「スピニングバードキック」は、ワイヤーアクションを用いて撮影された。本技のスタントダブルを務めたミーガン・フイ(Megan Hui)は、撮影開始の半年前から技のトレーニングを進めている。監督のキタオ・サクライはGold Houseのインタビューで、劇中の感情的なクライマックスに配置される技だからこそ、過剰な浮遊感を避けて物理的な納得感を持たせるため、カポエイラや体操の運動アプローチを取り入れたと説明した。

撮影2週間前の「ヌンチャク」追加と悲痛な過去を落とし込んだ役作り

急遽決まったヌンチャク演舞とアクター陣(アンドリュー・小路)のサポート

撮影2週間前に急遽追加されたヌンチャク演舞を繰り出す春麗のシーン
アンドリュー・小路(リュウ役)の直接指導を受け、シドニー滞在中も手放さずに習得したヌンチャク演舞。(©2026 Capcom and Legendary. All Rights Reserved.)
Image: Street Fighter | New Trailer (2026 Movie) / YouTube 2026年10月18日閲覧

撮影開始のわずか2週間前、脚本の改訂によってホテルの室内で感情を発散するソロのヌンチャク演舞シーンが急遽追加された。突然の決定に対し、リュウ役を務めた本格派武術家のアンドリュー・小路が技術指導を買って出た。小路はThe Nerds of Colorの取材で、ヌンチャクの扱い方や技のコツを直接伝授したと明かした。共演者の手厚い支えが得られた。

練習時間を確保するため、シドニー滞在中のホテル部屋だけでなく街中でも練習用ヌンチャクを離さなかった。キャスト同士でコーヒーを購入しに行く移動中や朝食時にも振り回して技術を磨いている。準備期間は2週間しか残されていなかった。過酷な状況を執念で乗り越えた。

父の復讐を誓う潜入捜査官:血液型・身長の一致と「春麗としてのモノローグノート」

リャンは8歳頃、滞在していた北京の自宅近くにあるゲームセンターへ通い、ピアノ教室や学校で褒められた褒美として祖母に連れられて春麗を操作していた。配役決定後に原作ゲームの設定資料(ステータス)を調べた際、自身との間に多くの共通点があることを発見した。イニシャルが同じ「C.L.」である点に加え、169cmという身長やA型という血液型も完全に一致していた。運命的な巡り合わせとなった。

宿敵M.バイソンへの復讐を秘めて潜入捜査を行う春麗の怒りと孤立感を表現するため、独自の役作りを実施した。リャンはThe Movie Podcastに対し、撮影前夜に「春麗としての内面モノローグ」をノートに書き出すジャーナリングを行ったと告白している。春麗として姿勢を矯正し胸を開くため、背中にヨガブロックを敷いて横たわるルーティンも継続した。精神と身体の両面からキャラクターと同化を図った。

怒りと孤立を「力」へ昇華させたカリーナ・リャンの表現哲学

キタオ監督は春麗を描くにあたり、表面的なステレオタイプを排して内面のリアリティを追求した。彼女が胸の奥に抱える父親喪失の悲しみやトラウマを役に投影させている。リャンはThe Movie Podcastの同インタビューで、激しいキックアクションは単なる技の再現ではなく、行き場のない怒りを解放する心理セラピーのような時間だったと述べる。技の一撃に重厚な感情が込められた。

過酷なアクション撮影を支えたのは、キャスト間の温かい交流だった。バルログ役を演じた50 Centは、シドニーのテーマパーク「ルナパーク」を全館貸切にし、キャストとスタッフを招待している。大きな恐竜のぬいぐるみを獲得した50 Centが、リャンへ贈る一幕もあった。現場の連帯感が演技を後押しした。

対戦型格闘ゲームの不朽のヒロインである春麗は、本作を通じて怒りと孤独を乗り越えて自立する現代的な力強さの象徴へと昇華した。CG全盛の時代にあえて過酷な肉体改造と実写アクションを貫いた挑戦は、観客へ「本物の身体性が宿る表現の価値」を提示している。自らの限界を打ち破りスクリーンに咲き誇ったその姿は、次回作での更なる飛躍と実写アクション映画の新たな可能性を予感させる。

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