ダニー&マイケル・フィリッポウ兄弟の長編映画デビュー作であり、世界中に衝撃を与えたホラー映画『TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー』。その後継作として注目を集める『ブリング・ハー・バック』について、「前作の続編なのか?」「同じ世界線の話なのか?」と気になっている人は多いだろう。実は、本作には前作との密接な繋がりが隠されており、彼らが描く独自の「共有ユニバース」が存在している。本記事では、ファンなら絶対に見逃せないカメオ出演の真相や、2つの作品を繋ぐ不気味で悲しい世界観の裏側について詳しく読み解いていく。
独立した物語でありながら、なぜ本作は前作と同じユニバースだと言われているのか。それは、フィリッポウ兄弟自身がThe Hollywood Reporterのインタビューに対し、両作が同じユニバースに存在していると明言しているからだ。劇中で直接的に語られるわけではないものの、現在制作中のミックスメディアなどで両作の繋がりが少しずつ明らかになっていく予定だという。
このようなアイテムの背後には、フィリッポウ兄弟が緻密に構築した独自の神話が隠されている。Man of Manyのインタビューによると、彼らは実際のオカルティストに取材を行い、呪文や儀式の詳細を記した分厚い「神話のバイブル」を作品ごとに作り上げているという。しかし、映画本編ではあえてそのすべてを説明せず、観客には広大な闇の世界のほんの一部だけを垣間見せる手法をとっている。すべてを語らないからこそ観る者の想像力が刺激され、背後に広がる未知の世界観が、彼らの作品に共通する逃げ場のない不気味さの源泉となっている。
作品同士の繋がりを知り、フィリッポウ兄弟が作り上げる世界の深淵に触れたなら、次に気になるのは「この先どうなるのか」という未来への期待だ。ファンが待ち望む続編『Talk to Me 2(Talk 2 Me)』について、The Hollywood Reporterのインタビューによると、現在2つの異なるバージョンの脚本が用意されているという。
さらに、この2つの作品が共有するユニバースが今後どのように拡張していくのかについても、興味深い展望が語られている。ダニー・フィリッポウ監督はポッドキャスト番組「Last Podcast On The Left」のインタビューで、「『トーク・トゥ・ミー』から『ブリング・ハー・バック』のユニバースへと繋がるものを現在デザインしている」と明かしている。
また、前述の通りThe Hollywood Reporterに対しても、現在進行中のミックスメディア(複合メディア)のプロジェクトがあることにも触れており、今後の展開の中で、2つの物語の繋がりがより明確な形で示されていく予定だという。